この週末(先週)、高3末娘の高校総体、庄内で。
どの高校も3年生は6年間、うちの末娘はスポ少から8年間の競技人生の最後の大会。
高校卒業したらプレーの機会は無いから、多分、人生最後の大会。
元全日本選手の顧問の下でプレーをしたいと高校を選んだスポ少の先輩。
その先輩とバッテリーを組みたいと同じ高校を選んだ末娘。
しかし、末娘の学年は、受験の失敗から部員が2人しかいなかった。
なので、先輩達が引退すれば人数不足でチームが成り立たない・・・。
その瞬間から、他人より短い2年間の青春を覚悟してきた。
入学時から先輩達が3年生(末娘が2年生)の時がピークだと覚悟していた。
気さくだが、練習には厳しい顧問の元、幾度も涙を流しながら、プレーヤーとしても人としても成長させて貰った。
そして、2年生の秋の新人戦で先輩達と、プレーヤー9人というギリギリの人数で頂を掴み、一緒に全国選抜大会にも行かせてもらった。
なので、先輩達が引退した去年6月で、末娘の”本当の青春”は終わっていたのかもしれない。
今年の高校総体は、新1年生部員を入れて単独チームとして、やっと出場出来た。
なので、僕も奥様も「負けて当たりまえ!」と言い聞かせて総体の応援に望んだ。
当たりまえなのだから、負けても悔しくない、娘達が泣いても もらい泣きしない!!!
そう言い聞かせて。
雷雨、強風、風雨に翻弄されて3日間(金~日)。
順延に順延を重ね、4日目の本日(月)、ようやく晴天を迎えての試合。
結果は1点差での負け。
1年も前から覚悟していた筈なのに、涙する3年生2人。
それを見て、思わず もらい泣きの僕達。
3年生がどれだけ努力してきたか知っているからこそ、娘達の涙が心に刺さった。
しかし、球技種目を問わず ”負け”で幕を閉じるのは、トーナメントの宿命。
負けずに終える事が出来るのは、優勝する1校のみ。
残りは早晩、負けて幕を閉じることになる。
そう分かってはいても、切ない。
あまりに切ない。
4日ぶりの晴れ間に、鳥海山が綺麗に映えてた。
一時、部員不足で連合チームを組んでた ”仲間” 。奇しくも同じ日に負けたた者同士。
表面上、親より早く立ち直ったのは娘達だった。
”仲間”の顔で、一時、忘れられる悲しさ。
でも、きっと時間とともに虚しさが再び襲ってくるのだろう。
そして、抜け殻になった3年生をも、その保護者をも、
救うことが出来るのは時間だけなのだろう。
明日の朝、少しだけ割り切れて目覚められることを切に願って。
そして、全てのことに「ありがとう!!」