週末の土日は、山形の自宅に帰るのがデフォ。
でも昨日(土)は、鶴岡で14時まで所用の娘を山形に乗せて帰る必要があり、それまで庄内に居なきゃならない。
それまで何をして時間を潰すか??
釣り?? スロット??
前夜に シンキングタイム。
いや、スロットは面白い機種が無くなったから、食指が動かない。
釣り…、エギングに挑戦する?! いや、そろそろエギンガーが多くなるから、休日はパス…。
明日の予報は晴れ! ならば、この時期、この天気、庄内限定のモノにしよう!!
月山トレッキング?? いや、月山は独身の頃に何度か登ったし…。
なら、お初の鳥海山かな!?
調べると、コースによるけど、往復の標準タイムは9時間前後。
なので、時間を決めて登れる所まで登ろう!!と。
朝5時に単身アパートを出発。 寝ている娘を起こさない様に、そ~っと。
出掛け際に、そ~っと1枚だけ有った食パンをくわえて。
汗をかくから、炊飯器のご飯で塩ニギリでも!?と一瞬考えたけど、娘を起こしちゃ気の毒だし、塩飴とミネラルタブレット持ったからいいか…と。
大平山荘より数百m秋田側の駐車帯に6時30分到着。
鳥海山の大平登山口から6時38分出発。
逆算すると、9時半には下山を開始しなくちゃならない。
昨夜は「初見の山。無理せず、行けるとこまで登れれば良いや。」と思ってたのに、いざ登り始めると、「ガンガン飛ばして1mでも先に進めるだけ進もう!」と欲が出る。
ここ数ヵ月間、休日は標高差900m/日程度の里山トレランしてた ( 土日で1,800m ) から、体力を試したかったんだろう。
御浜小屋(御浜神社)まで1時間5分。標準タイムの半分以下のペース。
鳥海湖、思ったほど大きくないのね…。
それで、「山頂狙える??」と更に欲が…。
「まだまだ~!!」と更にギアを入れようとしたら、突然、左ふくらはぎが“つった“( ; ゜Д゜)
マイガー!! ちゃんと朝飯食っとくべきだった!! 塩舐めとくべきだった!! ペース配分して汗をかきすぎないようにしとくべきだった!!
登り始めて直ぐに、タブレットとアミノ酸飲料は摂ってたのだけど、吸収スピードや摂取量が、汗からの排出量に見合ってなかったんだろう。
慌てて休憩&マッサージ。
しかし、冷静になれば、元々、今回は様子見がてらに登れる範囲で登る=無理なら引き返す だったはず。
そこで、一気にペースダウン。
無理は禁物、山頂は “ 次回のお楽しみ “ にしよう!!
ペースダウンすると、それまで見えなかった事も見えてくるしね。心の余裕で。
あ!この稜線振り返りの景色最高! とか、素敵な山ガール発見! とかね。
御浜神社が遠いぜ!!
下山リミットの9時30分、大物忌神社の手前の行者岳に到着。
どうする? 摂った塩分が効いたのか、ふくらはぎは平常ベースだし、下りで飛ばせばあと20分くらい先に進める?大物忌神社まで狙う?!
いやいや、やっぱここは無理しちゃダメ。
今は回復したとはいえ、ふくらはぎをつってしまった時点で、僕の負け。僕のミス。
心に余裕が無ければ事故のリスクはアップするってもんさ。
登り3時時間、下り2時ちょい。5時間3分のトレッキング。
スタート地点標高1,070m、最高到達標高2,170m
登った累計高度1,527m、平面距離13.7kmでごさった。
因みに、使っているスマホアプリは 「 ジオグラフィカ 」
電波の届かない山の中でも GPS で地図上に自分の位置、歩いた地点をトレースしてくれる優れもの。
このアプリによって遭難リスクは格段に下がるけど、 事故リスクを下げるには気象、体力・体調に応じて中止する勇気だよね。
翌日となる今朝(日)、つらせてしまった左ふくらはぎに若干の疲労感。
でも、筋肉痛は無しで自宅階段も普通に登り降り。
次回こそ、新山山頂を目指そう。