第1話「魔神が生まれそうになった日」

火だるま親父

2017年04月26日 13:24

「撃って良いのは、撃たれる覚悟のあるヤツだけだ!」

コードギアス第一話、銃口を向けられたルルーシュのセリフ。

(他人の命を奪おうとするなら、相応の覚悟はあるのか?)




「魚にフッキングして良いのは、自分の手にフッキングする覚悟のあるヤツだけだ!」

昔、川鱸のハンドランディングでフックを手に突き刺し、深夜の日本海病院に駆けた釣友T氏が、言ったとか言わなかったとか。

(釣友のシクジリをブログネタ。ゲス顔。)



何はともあれ、「まだ早い」、「風邪が」と理由をつけ、今年まだ一度も竿を握っていなかった僕だが、そろそろ覚悟を決めて現場に出なければ・・・。


竿を振り続ける覚悟の無いヤツに、魚が釣れるハズがないのだから。




第一話、「魔神が生まれそうになった日」


そんな ある日の夜、絶妙過ぎるタイミングでanboxさんからアジング情報をいただく!!

モチのロン!

二つ返事で甘えさせていただき、翌日の出撃に備えてタックル準備を始めたが、半年ぶりのアジング。

手持ち在庫のJHが・・・、ワームが・・・少な過ぎる・・・。


anboxさんは、有効なワームカラーやJHの重さ、アクションも教えてくれたのだが、そのカラーが・・・、その重さが・・・無い・・。


仕方がないので、翌日は出撃を見送って、物資調達に専念することにした。


翌々日、僕は勇んで現場に向かった。


ライトの鬼神anboxさんから、ポイントもワームカラーもJHの重さもアクションも、全てピンポイントで教えて貰っている。

これで釣れないハズがない!


しかし、開始1時間。

未だに、僕のワームに構ってくれる生物は現れない。


アジが居ないのか? それとも居るのに誘えていないのか?

居るのに誘えていないのなら、メソッドを変えるか?!?!

疑心暗鬼になった僕が、教えてもらったメソッドを変えようか?!

と考え始めた頃、ようやく、ブルッとワームをついばむ様なアタリが出始める。



も、乗らない。


しかし、僕は、聖ブリトニー帝国の皇子、ルルーシュ・ヴィ・ブリトニア。

お膳立てしてもらったからには、意地でも手ぶらで帰るわけにはいかない。


「ルルーシュ・ブリトニアが命ずる!釣れろ!」




ギアスを発動して、ようやくヒットさせた1匹目。



ライトロッドに0.3号のラインで楽しむ、半年ぶりのアジの暴れる手応え。

緩めのドラグを滑らせながら抵抗する中アジ。

「たっのすっい~!!(楽しい!!)」



群れが入って来たのか、それからは1キャスト1バイト状態!

(1バイトとは言ったが、それをフッキングさせたとは言っていない(爆)。)


バイトの2回に1回は合わせそこなっているので、2キャスト1ヒット状態!

しかも、釣れるアジの大半が20cm級。
(最大で27cm。)


「たっのすっい~!!(楽しい!!)」



昨秋まで、単身者が食べられる量を釣れば止めていた僕だが、今年は違う。


何故なら僕は、「ナナリーの為なら魔神にすら成ってやる!!」と誓ったから。(謎)



と、ここで「ドン、ジ~ッ~、プン」


今日一(キョウイチ)のアジに、リーダー結束部からラインを切られる。


そして、30年前に死んだばあちゃんの言葉を思い出した。
「人間、真面目に生きていれば良いこともあるべ。例えば、突然、尺アジが掛ったりどがな。」


「ばあちゃん! 今の尺アジだったんだっけべが?!(尺アジだったんだろうか?)」



更に、死んだばあちゃんの“別の言葉”をも思い出した。
「あどな!リーダーば忘れでダメだぞ!」


「ばあちゃん! ごめん、あだい言わっだのに、リーダーば忘れ出来たっけは・・・。
(あんなに言われたのに、リーダーを忘れてきてしまった。)」



突如訪れるゲームセット。
(唄:井上陽水 「リーダーが無い」)








帰宅後、一番デカイ「How Big!!(※)」を掴んでみる。

・・・・と言うか、この掴み方(シコ握り)「ダメ! 絶対!」


※:How Bigとは、昔、洋ピン(洋物ピンク)ビデオでパツ金チャンネーが叫んでいたセリフ。


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