磯に向かったのに、川岸に辿り着いた・・話

火だるま親父

2022年10月26日 21:26

本当はハズイ事だけど、自戒の念を込めブログに・・・。

断じて武勇伝ではなく、蛮勇と判断ミスの恥態。



月曜退社後、海を見に行くと波が高い。

翌日(火)の予報は波1.5mだが、「東風だから実際は波1.0mでしょ!青物!」と勝手予報。



火、朝5時に磯に現着。天気予報通り波高1.5m。

勝手予報1.0mが外れ、「30分に一度級の大波でも怖いな・・」と逡巡するも、蛮勇で入座。


日の出5:50。まだ暗い5:10キャスト開始。

10分後、1時間に一度級の大波(ウネリ)の影が前方に浮かぶ。到達まで4~5秒か?!

とっさに、その場で耐える態勢をとる? Or 高い場所に避難する?と考え後者を選択。

しかし、ヘッドライトを消した暗い磯の上、足元が見えず避難動作でよろめく。

そこに高波がド~ン。

よろついた足を引き波に掬われ、思わず谷側(海側)に足が出る。

ところが、暗い中、踏み下ろした先に足場は無く、下り階段を踏み外した様な感じで上半身が前のめりに・・・。

無意識で、半ば自ら飛び込むような感じで落水。

同時に、自分へ「慌てるな!落ち着け!ライジャケで沈まない!」と何度も言い聞かせ、意図的に深呼吸をする。

(ライジャケ無しの沈なら絶対にパニック)

浮きながら冷静になると、「ライジャケで沈まないけど、沖に流されないか」と心配になる。

幸い沖に引かれる流れではない模様。

(重ね重ねも、ライジャケで浮いてるからこそ冷静になれる)

「ロッドを捨てよう!」と思うと同時に、「今日のタックルはシマノARCとリールはカルディアか、ダイコーロッドでなくて良かった」と、不思議と瞬間頭冴え。

ロッドを手放した瞬間、次の大波が僕とロッドを磯に打ち上げる。

その引き波を必死で耐え、なんとか上陸。

(ロストしたのはヘッドライトだけで、命もタックルもロストせず。
でも、磯に打ち付けられて体は打撲、一部に切り傷。ロッドはリールシート付近が傷だらけ)



当然、精神状態はズタボロだが、ライトを無くして暗い磯を戻れない。

ご先祖様に感謝して、明るくなるまで呼吸を整え、這うように車に戻る。


磯に来たはずなのに、三途の川の川岸まで徘徊しちゃった、まじで猛省。



その日の夜は、単身赴任APで一人反省会。もう猛省よ、猛省。

「釣りやめようか・・・」と本気で考えたよ。

釣り引退!!ってね。



でも、あっちゃんの言葉を思い出したんだ。

あっちゃんって、前田敦子ね。

前田敦子がAKB卒業した時の有名セリフ、「前田敦子を嫌いになっても、AKB48のことは嫌いにならないで下さい」をね。


釣具メーカーのダイワ、シマノが悪いんじゃない。販売店の上州屋が悪いんじゃない。
悪いのは自分なんだ。

「愚かな自分を嫌いになっても、釣りを嫌いにならないで下さい」って、思ったね。



早々に寝たら、水曜朝は目覚まし無しで4時に目が覚めてね。(祝祭日でも5時前に起きてるけどw)

予報波高が1m→0.5mだったから、懲りずに磯に行ったよ。

鳥頭(トリアタマ)だから、3歩歩くと忘れちゃうのさ。



開始から10分。

薄暗いうちに125mmのミノーを丸飲みしたギリ60のワラサキャッチ。



その後、2バラシからの、沈黙へ。

(結局、チャンスはその地合だけ)



前日の災難を逃れたダイコーキャステイシアと13セルテート。

そして、浜松市ゴミ袋(謎w)



最後は少し「おちゃらけ」ちゃったけど、内心は本気で反省&ご先祖様に感謝、感謝。

(きっとご先祖様が助けてくれたんだ!と)


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