第4話 「ショアイナダは電気アジの夢を見るのか?」

火だるま親父

2017年05月09日 12:55

GWがついに明けた。 世間と逆に、僕は、この日を待ちに待っていた。


何故なら、ここ十数年、GW期間中は子供達の部活大会や遠征の帯同(送迎)で“釣り”をする時間が無かったから。


しかし、それも今年が最後。

第三子の高3の末娘が来月(6月)に部活を引退し、僕は自由の身になる。


そう、送迎車中で子供達と交わした親子トークとトレードオフに自分の休日を手に入れる。


それは寂しく、反面、少し待ち遠しくもある。

何はともあれ、GWが明けたからには、僕も遮二無二竿を振るしかなかろう。




5/8(月)退社後、アジングへ馳せる。車に車中泊の準備をして。


北の方の港で先客から情報を聞くと「小さいし、あまり釣れない。」


そこで、昨春、anboxさんからマンツーマンでご指導いただいた港まで中移動。


餌氏が並び、ポツポツと20cm前後が釣れている。
さあ、僕のアジングには釣れてくれるか?!


ワームを変えながら二十投、ロッドに反応は一切伝わってこない。


これは、①「居ない」、②「僕がバイトに気付いてない」、③「居るが誘えてない」のいずれか。


でも餌で釣れているので①ではない。

更に、以前の格安ロッドなら②も否定できなかったが、はがねのつるぎ(ブルカレ)の今は③を疑うしかなかった。


「おもしれーじゃねーか! アジめ! やってやるぜ!」

燃え上がる闘志。思い出すアジングYouTube動画。


月夜だからリアクションある?と、YouTubeで見たデイアジングの派手なシャクリをしてみる。

「お!?」 

二段シャクリからのフォールで微妙なアタリを拾い20cm。

「これパターン掴んだ?!オレ覚醒した!?」


ところが再現性が無い。二の矢が続かないのだ。

たまたまか?


そこからは、YouTubeで見たアクションを色々と試してみる。いわゆるアジング48手。


それが楽しくて楽しくて。


結局、正常位と後背位に落ち着き、バラシも多発させながらポツポツと追加して行く。


あまりの楽しさに、アタリが無くなっても止められず(あと1キャスト!をリフレイン)、
20時~23時まで。18~23cmが15匹。
(撮影は翌朝)





庄内在住だけど車中泊。

だってアパートに戻ると朝起きれないから。24時就寝。




5/9(火)車中泊で4時起床。今期初の青物狙いで磯場へ。

(同じ睡眠4時間でも車中泊は辛いわ~)


薄暗い中の第1投。40gジグのフォール中にヒット。も40cmイナダ・・・。


今期はサイズが良いと聞いていただけにガッカリしながらリリース。

しばし沈黙の後、40cmイナダ2発&リリース。


後、30分間の沈黙・・・・。

「もう終わり?? 酒のツマミにキープしとけば良かった。」と後悔し始めた時、突如訪れる「ドン!」


ワラサ級を確信させる重量感とドラグ。

遊ばせる気は無いのだが、かなり沖でヒットしたので寄せるのに時間が掛り、寄ってからも下に下にと抵抗する。


これも楽しい! 


浮かせて、息を吸わせて、「弱った? デケー!! 80級!! 春にしては丸々!」と思った瞬間、再度の抵抗で下に下に。 


いなして再び浮かせて、息を吸わせて、「弱ったか? タモ!!」

ところが、ウネリある磯場で65cm枠のタモに入れられずもたつく間に、三度目の抵抗で下に下に潜り、「プン」。

春の青物とは言え、サイズがサイズだけにスタミナが・・・。


20lbのリーダだったのでスナップ結束部から擦れてプッツリ。

(ダブルラインで結束しておくべきだった。)


慌てて(リーダーはそのままに)スナップを付けキャストすると、40cmのイナダ嵐。


デカイもの居るのだろうが、その前にイナダが食って来る感じ。

1キャスト1イナダ。

いや、1キャスト2イナダもあって、ザラついたリーダーがプツン。

(「イナダで良かった。」某復興大臣の失言。)


こりゃタマラン!とアシストフックを外し、1キャスト2ヒットを防ぐ。


結局、40cmイナダを約十発&リリース。


後、30分間の沈黙・・・・。

(もう時刻は6:30)


「次の回遊(ラストチャンス)が来たら、サイズを問わずに酒のツマミをキープして撤収!!」

と思うも、襲来したのは またもや40cmイナダ・・・。






いや、言い訳は止めとこう。

良く「サイズは選べない」と言われるけど、
今回の僕は「サイズを選べるチャンスは貰ったけど、僕が下手クソだった」
ってことさね・・・。


チックショー! 次は先日改造したドデカタモ枠持ってく!!
(タモの強度は・・・、無理だな。)


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