第13話 「棚ボタのままでは帰れまテン。」

火だるま親父

2017年06月15日 17:16

6/13 (火) ~14(水)、robusruetaさんからのコラボのお誘いを受け出撃。


狙いは、平べったいヤツ or シーバス。


いや、何なら魚ではなく、根掛かったルアーが2~3個着いた沈んでいた流木でも良い。

思わずガッツポーズしたくなるモノを釣りたい!
(それ釣りじゃないから(-""-;))



6/13(火)退社後、山形を出たロブさんが庄内に到着するまで2時間半ほど時間がある。


まずは先行してロッドを振るが、ロブさん合流までの2時間半、僕には “ア” の字もない。


でも、僕に焦りは微塵もミジンコもチンコも無かった。

「まあイイ。この2時半はウォーミングUP。肩も温まったし、これからが本番だ!!」と。



合流したロブさんに、「ロブさんは、何で攻めますか?」


「やっぱ、シーバスとの両天秤で〇〇〇スタートかな。でも、ここのヒラメには〇◇◎(商品名)が強いスっよ!!」


(・・、〇◇◎持ってねー・・(T-T))




ロブさん合流から1時間半(僕は累計4時間)、ロッドを振り続けて2人とも “ケ” も無し。



僕は翌日は仕事だし、スタートダッシュの影響で疲れも出て来たので、ここで一旦、離脱。

朝マズメには状況は好転しているハズだ!!
(根拠は一切無い。キッパリ。)

「ロブさん、車で仮眠し朝3時から再戦します。」

3時間半の仮眠(23時~2時30分。)





翌6/14(水)、起きるとロブさんの姿が無かったが、AM2時30分から再開。

出勤まで、ギリあと5時間もロッドを振れる。1枚出てくれるだろう!! いや、出て欲しい。


AM4時。アタリが有ったがノラズ ( ; ゜Д゜)

これで気持ちがキレ、半ば消化試合的な精神状態に陥る僕。


明るくなったので見渡すと、朝から合流するかも?だったGハタさんを発見!!


「煮付けサイズ」と言いながら1枚キャッチしてるし。


あ、行方不明だったロブさん発見!!


「一睡もせず移動しながら振りまくって、親父さんの仮眠中にシーバス1本、
さっき50ヒラメ2枚キャッチしたよ!」と。


ロブさん、「あの辺りに、まだヒラメ溜まってると思うよ!親父さんも一緒に撃とう!」と親切なお言葉m(_ _)m。


ロブさん、「やっぱヒットルアーは〇◇◎(商品名)ね!!」と、メーカーの回し者の様に語っては、目の前でサクッと2枚追加して見せる。


他社ルアーでアタリすらない僕が心に誓う。「次の小遣いで〇◇◎(商品名)をゼッタイ買う!!」




多分、いや、きっと、その時の僕は、こんな顔をしていたんだと思う。

(チンコは丸出しにしてないけどね。)





その顔を見たロブさん、「親父さん、今の2枚、あげるから食べてよ。」


プライドの高い釣り人なら、「意地でも自分で釣りあげる!」と固辞したかも知れない。

でも僕は、こんな顔して「ゴチになります!!」





車中1泊2日、延8時間、ロッドを振り続けて、ようやく手にしたヒラメ2枚!!

(釣ったとは言っていない(爆)。)



1枚は刺身に、1枚は煮付けにするかな?!



その後、ロブさん、Gハタさんと別れて出勤。

(ロブさん、ヒラメあざーす。)




勤務中、眠気に誘われ幽体離脱し、御花畑に辿り着いてしまった。


すると御花畑で死んだばあちゃんに諭される。

「ほんて(本当に)それで良いんだが??」

「だって酒のツマミには困ってないよ!?」

「お前、手のひらソゲひとつ釣ってねぞ!!」

「・・・・・。」



こんな時、どれだけ諭吉を巻き上げられても、何故か “パチンコ必殺仕事人” のセリフが甦る。





「体ボロボロだけど・・・、仕事が終わったら・・・、仕事に行くか。」



車のクーラーボックスにはヒラメが2枚入っているのだが
(釣ったとは言っていない。くどい(爆)。)

退社後、残業でロッドを振ることを決意する。


この決意は、即ち、平べったいヤツを釣るまで帰らない決意と同義である。


“負けグセ” を断ち切るには、どんな小さくても “勝ち” で終わらなければならない。


「帰れるのか俺??このままホームレスか?!」と一抹の不安を抱えながら。


キャスト30分(キャスト累計9時間)、手のひらソゲf(^_^; 





「ばあちゃん、ロブさん、やったよ!! クララが立てたよ!!」


ホームレスの心配から解放された安堵感、いつもよりも優しくリリース。(〃ω〃)



あなたにおススメの記事
関連記事