第17話 「シューティングスター? 否、北乃将軍火星号」

火だるま親父

2017年08月29日 18:46

8/20(日)以降、僕の心は、青空の様に晴れ渡っていた。

ここ2ヶ月ほど、釣行もブログ更新も“気分じゃない”モヤモヤ 心情だったのだが。




6月の高校総体で末娘が引退した負け試合。


涙する末娘に、顧問が
「泣くな! 負けて笑い、勝って泣くんだ。 3年間、頑張って負けた。悔いはない。笑え!」と。


上の娘から6年間連続で世話になった、最大限の信頼を寄せる顧問。

元全日本のエースだったからこその説得力。


でも、末娘の涙は止まらなかった。

悔いが残っているのだろう。



幸い、末娘は少年女子県選抜チームに選ばれた。

チームは計6校から15名。皆、心に悔いを残した者ばかり。



8/18~8/20に秋田であった東北総合体育大会。残した悔いを消し去る最後のチャンス。


東北で上位2県だけが愛媛国体に進める。

が、うちの対戦相手は、東北で1、2を争う強豪の福島選抜と岩手選抜。


結果、2試合ともコールド負けではあったが、相手が“アッパレ”過ぎた。


2試合を終え、15名全員が悔いなく笑顔だった。


6月の顧問の言葉の意味が少し分った気がした。

娘達の笑顔を見て、僕もやっと“成仏”できた気がしたんだ。



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そして、翌 8/21(月)のこと。

「おい!! いつまでグダグダしてんだ、子離れできない、チェリー野郎が!」


夢の中で言われ、僕は怒りでプルプル唇を震わせていた。


悔しいが、僕が イカ“〇貞” なのは事実。


川サクラも海サクラも釣り(“釣れた”が正解)、
極レアな左右逆のヒラメも釣った(“釣れた”が正解)僕だが、アオリはチェリーなのである。


ヤローから言われる“童〇野郎!”、これは屈辱的な罵倒である。
同じセリフを女子から言われたら、ドMの僕は昇天してしまうだろうが。

(真面目ブログを装ってからの、一変(爆)。)



更には、子離れできていないのも事実である。



「おい! 娘はスパッと運動から勉強に切り替えたんだろう!
お前も切り替えたらどうだ?チェリー野郎!」


夢の相手に対し、僕は怒りでプルプル唇を震わせてこう言ってやった。

「んだと! 釣ってやんよ!アオリを! 絶対、お前のナニよりデカイやつを!!」


そう言いながらも、
「夢の中の相手が、『HOW BIG!(※)』だったらどうしよう?!」
と内心ビビッていたのだが。

(※:「HOW BIG!」=高校時代に見た洋ピン(洋物ピンクビデオ)で外人女優が叫ぶセリフのうち、聞き取れた数少ない英語の一つ。
ちな、耳に入った「グッチュー」=「Good You!」と理解するまで30分を要した模様。)



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



子離れした証に、先週末は山形に戻らなかった。

天候(風、波)の関係で、エギングには行かなかったが、鳥海山には登った。

最初の一歩としては、十分だ。

ハイジだって、「クララが立てたわ!」と喜んだはずなのだ。

それに無理にエギングに行って、奇跡的に子アオリが釣れたとしても、ヤツのナニより、まだ小さいに違いない。



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ともかくだ。 僕は、8/28(月)の朝、早くAPを出て、出勤前に海に立ち寄った。


「ふむふむ、この辺りで釣れてる様だな・・・。」

ロッドを手に車から降りた僕に、アラ還のおっちゃんが「何が釣れるんだ?」と声を掛けて来る。

どうやら、おっちゃんは海沿いをジョギングしていた様だ。


そして、初見なのに波長が合い、何故か40分もジョギング談義etcで盛り上がり、竿を振らずに出勤時間が来てしまう。


しかし、収穫は大きかった。

潜水夫もしていたというアラ還のK藤さんから、潜水夫しか知りえない情報をだ!!!


このブログを見ている皆にも教えよう!



その貴重な情報とは・・・・・、

「加茂港の一番北側の堤防(神社前の立禁の堤防)底には、多数のエギ、ジグ、ブラ―が根掛っている。」

「その濃さ(魚影ではなく、根掛りの濃さだ)は、周辺イチ。潜って回収したらスゲー数になる!」


「・・・、え? だからナニだって?! 」

「サーセン。」



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「まだ! まだ~!」 僕はいきり立っていた。

イカ童〇を脱して、ヤツ(誰よ?)を見返さねばならないから。


本日、8/29(火)、僕は5時半に磯。 まだ降ってはいないが、予報は雨。

途中で降られても良いように、ゴアのカッパ(トレッキング用)を着ておく。



開始から10分、警報音がスマホから鳴る。 「地震?津波?」 一応、磯から道路まで避難する僕。

そして、カッパとズボンを掻き分けてスマホを見るのが面倒なので、揺れが無いことを確認し、また磯に戻る。


すると再開から数分、再び、警報音がスマホから鳴る。「地震?津波?」 一応、磯から道路まで避難する僕。



いくら透湿性のゴアのカッパだろうが、磯と道路のピョンピョンを繰り返すと蒸れる。



「え? 自分のゴアは蒸れない!」ですと!?

「誤解を招く表現、サーセン。」



確かに、ゴアテックスは普通のカッパより、圧倒的に“蒸れない(快適)”。


しかし、それは普通の素材と比較しての“蒸れない”である。


いくら透湿性のゴアテックスでも、脱いだ方が“蒸れない”のである。(濡れるけど)


更に言えば、パンイチ(パンツ一丁)やマッパ(真っ裸)の方が“蒸れない”、いや蒸れようが無いのだ。
(しかも、マッパなら濡れてもOK。マッパ最強説。)




「・・・、お茶w毛サーセン。この2度のアラートでヤル気ガ失セマシタ・・・。
其レモコレモ、全テ将軍様ノセイデス。」


(そもそも僕が“イカ〇貞”の理由が、
「縦の釣りが苦手で性に合わず、直ぐに止めたくなる」
なので、“渡りに船”で速攻で試合放棄。)




僕は、1日も早く童〇を捨てたいと思っていた自分を恥じた。

「いいさ、イカ童〇貞と罵りたいなら罵れ! 」

ここまで守り通した操だ。9月下旬(※)まで大切に守り通そう!!

(※:9月下旬に行われる秘密合宿にエントリーしているのだ)




僕は砂浜(某野浜)まで移動して、持参した朝食を食べることにした。




頂き物の枝豆と、勢いで買ったが冷蔵庫で眠っていたパプリカ(黄)と米を炊いた“混ぜご飯”。そして缶詰。


昼食の手作り弁当も“まるっきり同じ中身”。2食連続の同メニュー。


そう、しがない単身赴任アラフィフ親父の生活費(食費)は、
夜の酒&ツマミに予算が重点配備されるため、そのしわ寄せは朝と昼に来るのだ。



「・・・、ここにイカの天麩羅が乗せられたらいいのにな・・・・。」

(この長いブログを書く熱意をエギングに向ける事が出来れば、イカ天も夢では・・・(-_-;) )


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