第20話 「残機尽きるまで私は戦う」

火だるま親父

2017年09月07日 21:04



(ネタバレするけど、冒頭にイカの写真を載せるとアクセス数がUPするかも?作戦)


ハーバードでMBA(経営学修士)を取得したい僕としては・・。(したとは言っていない)



新分野進出の際は、
事前に入念なリサーチとシミュレーションをし、
勝算を見極めてトライすべきで、



いざトライ後に、想定と反する結果となった場合、

「早目の撤退」、又は、「“勝者になるまで”徹底的に分析と改善を繰り返す」
の、いずれかの判断を下すべきで。



今回、事前のリサーチでは、
「エギングは比較的簡単」と皆が口を揃えて、

それを聞いた僕の妄想シミュレーションでは、
簡単にアオリが釣れていたのであるが・・・。


要は、僕が“甘ちゃん”で、エギを躍らせる前に、自分が踊らされたってことで(爆)。


どのみち、僕は早く決断する必要があった。


僕の中の気弱な部分が囁く。
「この新事業(エギング)から「早目の撤退」が良いのではないか?!」


一方、僕の中では「あの新事業(アジング)はヤレタ!コレも出来るまで頑張れ!!」とも。



「田舎に残してきた、腹を空かせた娘達に美味いイカを食わせてやりたい」と思うと涙がこぼれそうになるのだが、

エギングに根掛りは付き物なので、エギを買うオゼゼが有れば、

ひもじい思いをする娘達にコッペパンの一つも食わせてあげれるかも?

と悩むのである。




戦闘力も低ければ、銭闘力(ロストしたエギを補充する力w)も低い僕。





そんな僕が、悩みに抜いて出した結論は、「残機尽きるまで私は戦う!」



(いくら負けたのかコノ機種にw)


そう! 残機が続く限り、死力を尽くす!


え? 裏を返せば「残機尽きたら撤退するのか?」ですと??


「・・・・・・。」 (痛イ処ヲ突カレタ)





9/6(水) 退社後、戦いに向かう。


本当は早朝に、エギの動きを目で確認しながらエギング練習!のつもりが、起きれなかった(-_-;)


先日、ロブさん、まこちさんから教えてもらった事を思い出しながら薄暮時から開始。


真っ暗になった頃、ようやく1杯。

しかも、甲長8cmにも満たない子イカ。



【写真=再掲】

当然、リリースなどしない!!


これは、ヤルかヤラレルかの戦いなのだ。


え? 「チビイカはリリースしないとアオリが減る?!」ですと??


笑止! 僕の野望は、
「この覚醒した“俺様”が庄内のアオリイカを絶滅に導いてやる」だぜ!!


「うぉ~! 皆殺しだ! 俺様が、庄内の、いや、日本のアオリを絶滅危惧種に追い込んでやる!」



2時間後、 「・・・・・・・。」

(結局、3時間でチビイカ1杯・・・、以上。ギャフン(死語)。)




その夜、単身アパートに戻って、枕を泣き濡らしながら寝た僕の夢に、死んだ婆ちゃんが出て来た。


『なに 泣いでるんだ?』

「だっで婆ちゃん、3時間で1杯しか釣らんねんだっけ。(釣れなかった)」


『お前、この前、何杯釣ったんだや?』

「ゼロだっけ。」



『お前、1は0.1の何倍だ?』

「10倍だ!」


『んだら、1は0.01の何倍だ? 0.001だど何倍だ?』

「100倍と1,000倍だ!」



『んだべ!お前、今回は1杯で、前回は0だべ!? 1は0の何倍だ?』

「数えらんね倍率だ! 無限大だ!!!!」




ここでガバと目が覚めた。

9/7(木)AM6:00現在、残機(エギ在庫)は11体
(壱号機~拾壱号機まで。最小2号~最大3号)

残機尽きるまで僕は戦う!!!!


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