第21話 「残機尽きるまで私は戦う【エース墜ちる】」

火だるま親父

2017年09月09日 21:22

脆弱な財政状況の我が隊であるが、コマンダーの判断は、「残機尽きるまで戦う!!」であった。


今年の敵(アオリイカ)、近年になく多く、消耗戦になることは火を見るより明らかだった。


しかし、我々はやらねばならなかった。  


仮に、コマンダーの判断が、今回と違うものになっていたとしても。


何故なら、登山家マロリーが(何故、山に登るのかを問われ)、「そこに山があるから」と答えたが如く、

「そこにアオリが居るから」と答えざるを得ないのだ。

孤独な闘い。




僕は酒田市民の釣友T氏から、ある情報を得ていた。


「酒田某所で胴長15cmのアオリを数杯釣った。
底は砂地に根が点在し『根掛かりの心配少ない』。」とのこと。


勿論、僕が食いついたのは、『根掛かりの心配が少ない』にである。


しかし、酒田は職場からアパートに帰るのとは反対方向。

酒田に行くのは・・、面倒くさ・・・。


・・・、やっぱ根掛かりを恐れず、近場でw。



僕の現在の手持ちエギは11個。

これが尽きたら僕はエギングから、綺麗さっぱりと足を洗うのだ。

ああ、キッパリと止めてやるさ!

あんな軟体生物に、いつまでも踊らされてたまるか。





9/8(金)退社後、暗くなって1杯。




10cmに満たないチビだが、勿論、リリースなどしない!!

田舎に残してきた娘達が腹を空かせて待っているのだ!

「ひもじい、ひもじい」と呟いているのだ。


2杯目を狙っていると、「マイガー!!」


我が隊のエース、僕のアオリの75%を叩き出した、常緑社製「餌擬番長」が殉職。

75パーと言っても、これまで4杯。うち3杯w。



これにて残機は10機。引退の刻が近づく。


ビビった僕は、残り10機のうち、一番安い200円位で買ったエギをキャスト。


すると、「安くても釣れるじゃん!!」

また10cmに満たないイカ(-_-;)





その後、1時間「ケも無し」だったけど、残機尽きるまで僕は戦う!!

9/8(金)22時時点、残機は10機。



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