第五巻 「鳥海山で遭難に遭遇」

火だるま親父

2017年09月10日 17:41

9/9(土)鳥海山トレッキングへ。


火曜に、今年で定年退職予定の上司を鳥海山ガイドした僕だが、中3日での再登板。

(てか、8/27(日)から2週間で鳥海山3回目)


運動らしい運動もしてないのに、鳥海山に登りたいと切望してた、知人A氏をガイド。


前回の上司と違い、鳥海で一番楽な湯野台ルートへ



僕は自分の装備に加え、A氏の水を4㍑担ぎ、トレッキングポールを貸してあげてと、サポート。


湯野台口から入り、程なく追い付いた登山者は、「雪渓を滑る」と69歳にしてスキーを担いでる

(達者な69歳!!)


同行A氏の息も上がっていたので、69歳のペースに合わせて、A氏に気遣い。


その新潟からの69歳と話しながら登っていると、上空を県警ヘリが飛び回っている。


「東京都の〇〇〇さん、ヘリを見掛けたら合図して!」とスピーカーから呼び掛けながら。



我々が河原宿まで登ったところで、それまで飛び回っていた県警へりが、少し離れた場所でホバリングを始める。




遭難者が見つかったようだ!!

(夜のTVニュースで70代女性、無事と知る。)



同行の69歳の山岳スキーヤーは冬山も滑ると言う

勿論、ガーミン(GPS受信機)を持参してこそ出来ること。







僕もスマホにGPS山岳地図アプリを入れてる

電波の通じない山奥でも、カーナビの様に地図と位置を示してくれる。


【ヤマレコmap】
https://sites.google.com/site/yamarecomapandroid/help

【ジオグラフィカ】
http://geographica.biz/


“命綱”にするスマホが壊れたら命に関わるので、
僕のは「耐防水&耐衝撃の最強スマホ」
=京セラの「トルク(初代01)」。

タダの箱になっては命に関わるので、当然、予備バッテリーも持参。


たったこれだけで、山岳トラブルの約4割?を占める『道迷い』のリスクは激減する。


当然のことながら、体力に見合った登山コースの選定は必要だが。
(滑落や怪我は、疲れ、体力不足がトリガーと成りやすい。)



せっかく文明が進み、リスク回避できるツールが出来ている。知らない人は知って欲しい。

開発者だって、山岳事故を減らしたくて開発したはずだ。

(基本、ヤマレコmapは課金なし。ジオグラフィカは初回の980円(だったかな?)で使い放題。
安心としてはタダみたいな金額)





で、鳥海山ガイドの結果は・・・・。


6割程度、登った時点で、
「Aさん、外輪から七高山頂に行ったら下山しましょう。
貴方の体力では、そこから更に新山山頂はお勧め出来ない。」
と、非情な助言。


最初、「折角だから新山山頂にも行きたい!」と難色のA氏だったが、

実際、急登の斜面を見たら「新山は登らなくていいや・・・」に心変わり(。>д<)



「無理をしない。」「無理をさせない。」勇気って必要だよね。







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