misson possible ?

火だるま親父

2015年08月02日 15:38

僕らに課せられたミッション。 それは、1,000体撃破。


3人で1,000体を片付けるということは、1人当り333体・・・。


タイムリミットは2015年8月1日 PM8:30。


それまでに殲滅しなくてはならない。


気温30℃超えの炎天下 PM3:30 、僕らは決死の覚悟でお互い頷き合って拳を突き合わせた。


 *** タイムリミットまで5時間 ***


町のため、家族のため、名誉のため、僕らは滴る汗をぬぐって5時間を耐え抜かねばならない。


どんなに辛くとも、膝着くことは許されないのだ。


「 死して屍(しかばね)拾う者なし。」 昔のTV“大江戸捜査網”のセリフがよぎる。



ミッションを開始して間もなく、僕らは厳しい現実を突きつけられる。


百聞は一見にしかずと言うが、1,000体という“数字”を目の当たりにし、愕然とさせられる。






「 本当に やれるのか?! たった3人で・・・。 」


『 れ? これで600体だって? あっちのテーブルの箱もなのか! 』


「 え?!・・、1,000体ではなく、1,200体だっただと・・・。 」



1人当り400体・・・。1時間に80体、1体当り1分未満・・・、物理的に可能なのか?!



しかし、指令が下っている以上、僕らは ひたすら1体1体、地道に、着実に片付けていくしかないのだ。




「 お~い! こっちはタマ切れだ! そっちはどうだ? 」


『 こっちもタマ切れ寸前だ! 補給はまだか? 」


炎天下で火器を操作するハードな任務。


全身汗だく、鉢巻きタオルが無くては汗で目も開けていられない。



「 よし、俺が補給所に行く。皆、ル~ビ~で良いか?! 」


『 頼んだぞ! 途中で行き倒れるなよ! 』





過酷なミッション完遂へ向けたエージェントのモチベーションを保つのはル~ビ~。



ちっ! 悔しいが、やつら(町内会上層部)も分かっている。


この過酷な任務に就いているヤツ(僕ら)は、「 ル~ビ~飲み放題 」に目が眩んだ者だけじゃないか。


なんだか段々と、連中(町内会上層部)に踊らされている様な気がして来たゼ。



日が暮れる前に生ビール4杯目。


最初の2時間で2リットルの汗をかいて、代替に同量のル~ビ~を補給する。


ああ、まだ山は3合目までしか登っていないというのに、もうフラフラなのであった。


(例年恒例の町内会“夏祭り”。 それが終わり、その2週間後にTVで「蛍の墓」が放映されると、僕の中の「日本の夏」が終わるのである。)


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