庄内コロナ戦記

火だるま親父

2022年08月16日 19:00

諸般の事情で時間を持て余す僕は、偶然、一冊の日記を入手した。

破れて読めない箇所もあるが、庄内地域の単身赴任男性がコロナと戦う日々を綴ったものらしい。



【6月某日】
・本日、冷蔵庫が壊れた。
・単身赴任で実家から貰った古い冷蔵庫が寿命。
・なに、毎日、夜割お惣菜を買えば食事はOK。


【7月某日】
・日中は職場だからいいが、夜は暑く寝苦しい。
・いまどきエアコンなしアパート(会社斡旋)はあり得ない。自費での設置は転居時の移設費用もありバカバカしい。


~~途中の頁は破れていて読めなかった~~


【8月某日(日)Day0】
・同僚コロナ陽性の報から、自宅に戻らず単身APに籠っていたが、正午、喉に違和感。
・相談窓口は回線混雑で繋がらず、日曜で診療医院も休診。
・体温37.7℃。薬局で解熱剤購入。抗原検査薬は買えず。
・もしもに備え、食料の補給を行う。冷蔵庫が無いので、インスタント袋麺が主。


【8月某日(月)Day1】
・朝一で市内医院に。唾液提出。16時に結果説明と診療する旨で帰宅の指示。
・熱でフラフラとAPに戻ると、別医院に行った同僚2人から抗原検査結果が入る。
・16時に再度医院へ。短時間で結果判明する抗原検査ではなく、PCR検査センターに送ったので結果は明日以降になると説明。
・結果説明とは「明日以降になる」ことの説明だったのか?と、別の意味で眩暈がした。


【8月某日(火)Day2】
・熱と倦怠感で寝て過ごす。
・エアコンも冷蔵庫も無い劣悪環境。
・脱水症状を恐れ常温のペット飲料を摂る。
・拡散リスクからモラル的に買い物に行けない。
・医院から貰った解熱剤を飲むと37℃代前半まで下がる。
・19時頃、医院からPCR検査陽性の連絡。


【8月某日(水)Day3】
・Day2をピークに熱、咳とも快方へ。
・保健所から連絡。劣悪環境を訴えホテル療養を希望するも叶わず。
・代替に、エアコン車内での休憩(部屋から出てもOK)と、人と非接触での急速充電(車で充電所まで移動ok)の了承を引き出す。
・日中も夜間もエアコン掛けて車中で。EVなので罪悪感なし。


【8月某日(祝)Day4】
・少し咳が残るが、ほぼ回復。
・在庫のペット飲料が尽き、ぬるい水を飲む
・体調が戻った途端、時間を持て余し、欲望が湧き出す。冷たい炭酸飲料が飲みたい。天丼が食いたい。


【8月某日(金)Day5】
・保健所から 郵便物。中身は①血中酸素測定器、②コロナ留意パンフ、③配食サポート申込書。
・Day5に届いた①、②には“今さら”感。
・しかし、食料が減っていたので③はありがたい。即、webから申し込む。


【8月某日(土)Day6】
・配食サポートが届く。歓喜の舞を舞う。
・正直、「こっそり食料を買いに行こうか・・」と葛藤したタイミングでの配食。
・2日ぶりに水以外の飲み物(ポカリ)を飲む。
・久々の甘味!ミニ羊羹とクッキーが入っている!みかんの缶詰も!



・Day10で隔離期間が明ける。
・そしたら、コンビニでスイーツとアイスコーヒーを味わう!かつやに行ってかつ丼を食べる!



~~日記は、ここで途絶えていた。その後、彼がコロナの後遺症もなく職場復帰していくことを願うばかりだ。~~




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